お役立ち情報


◆知っておきたい髪のこと◆

■全体数
約10万本…健康な頭皮に生えてる毛髪の平均値。頭皮の状態、年齢などによって個人差あり。

■毛髪の太さ
硬毛…約0.1mm
普通毛…約0.075〜0.085mm
軟毛…約0.06〜0.07mm
日本人の平均値を表したもの、欧米人に比べて日本人は太め。

■脱毛本数
約55本…一日に抜ける毛髪の本数。ヘアサイクル5年、毛髪の本数10万本として計算した数値。

■1ヶ月に伸びる長さ
約10.5mm…一日に伸びる長さは約0.35mm。ちなみに眉毛は1ヶ月約5.4mm。ヒゲは約11.4mm伸びる。

■ヘアサイクル
約5〜6年…これは女性の数値。男性は4〜5年に。成長が止まったのち、髪は2〜3ヶ月で自然に抜け落ちる。




◆枝毛◆
□原因
髪の毛の損傷のうち最も目立つのが枝毛・裂け毛です。ロングやセミロングの人に多く、乱暴に髪を扱った報いともいえるでしょう。雑なブラッシングや カット、ドライヤーの使いすぎによる乾燥や熱が原因になります。それから、髪が栄養不足になったり傷ついたりしてもおこります。(無理なダイエットや 偏食、ストレス、過労、タバコの吸いすぎ、直射日光にあたりすぎなど) その結果、髪の表皮であるウロコ状のキューティクルの層が、薄くなることに よって、枝毛、切れ毛が発生します。

□対策
枝毛や裂け毛は一度できてしまったら元にはもどらないので、その部分を カットするしかありません。 だからこそ、トラブルが起きる前に予防が大切。予防するためには、その原因 を生活から取り除くことが大切で、例えば、シャンプー後は十分にすすぎを行い、そしてリンスなどで油分を与えてます。ドライヤーのかけすぎはあまり良 くないので最低限にすること。髪を無理にひっぱったりするようなブラッシン グもいけません。ダメージケア効果の高いトリートメントも、いろいろ種類が ありますが、 連用するなら洗い流す必要のない、ナイトトリートメントやト リートメント・フォームがおすすめで、シャンプー後、タオルドライしてから、髪にまんべんなくなじませるだけです。 眠っている間に有効成分が浸透して キューティクルを整えてくれます。




◆カラーリングについて◆

カラーリングには、どんな方法があるのでしょう?

■永久染毛剤による物「ヘアカラー」
・酸化染毛剤
酸化染毛剤にも、アルカリ性酸化染毛剤と、酸性酸化染毛剤の2種類 に分けられます。
粉末タイプ・液状タイプ・クリーム(チューブ)タイプ・エアゾールタイプなどいろいろな商品形態をしていて、通称、ヘアカラー・ヘアダイ・白髪染め・おしゃれ染め・おしゃれ白髪染めなどと呼ばれている。 染毛のメカニズムとして、酸化染料が毛髪中で酸化重合し、色素を発生します。
長所:1回の使用でしっかり染まり、シャンプーしても色落ちしない。色は、2〜3か月持続する。黒色の毛髪も明るく染毛することが可能。
短所:人によってはアレルギー反応によりかぶれることがある。髪の手入れが十分でない場合、髪を傷めるおそれがある。紫外線により色素の破壊によって退色がある。

■半永久染毛料「ヘアマニキュア・カラーリンス・カラートリートメント」
ヘアマニキュア・カラーリンス・カラートリートメントと呼ばれる物がこれに当たり、毛髪の蛋白質と酸性染料のイオン結合によって着色。
長所:毛の痛みが少なく、軟毛の人などは硬くなるので、こしがついたような感じがする。
短所:色持ちは約2〜3週間。シャンプーによって、少しずつ色落ちする。汗などでも色が落ち、衣服を汚すこともある。黒色の髪を明るい色にはできない。皮膚に染まりやすく、つくととりにくい。使用を続けていると毛髪が収斂して固くなる傾向が出てくる。アルカリパーマ、ヘアリンス、ヘアトリートメントなどに含まれるカチオン物質により色落ちがある。

■一時染毛料「ヘアーカラースプレーなど」
ヘアカラースプレー・力ラースティック・カラークレ∃ンなどがあり、 着色剤が毛髪表面に付着して、色が付く。
長所:手軽に使える。かぶれ、髪の傷みはほとんどない。1度のシャンプーで色が落ちる。
短所:汗などでも色が落ち、衣服を汚すこともある。

■脱色剤「ブリーチ ・ヘアーライトナー」
脱色剤は、ヘアブリーチ、ヘアライトナーと呼ばれ、毛髪の天然色素(メラニン)を 酸化脱色する物で、原料として、過酸化水素水(オキシドール、オキシフル)を用いる。癖毛・硬毛の人などは毛質が柔らかくなるので色を変えなくても地毛と同じ色のものを染めることによって、普段のお手入れが楽になります。
長所:酸化染料が配合されていないため、かぶれを起こすことはほとんどない。人によって色のぬけ方(日本人は赤系、黄系)が違う。
短所:髪の手入れが十分でない場合、髪を傷めるおそれがある。人によって色のぬけ方(日本人は赤系、黄系)が違う。放置する時間でも色の度合が変わってしまうので好みの色をだすのが難しい。